就職活動では、発言内容や立ち振る舞いだけではなく、場にふさわしい服装や靴を選べているかという「身だしなみ」も注目されます。服装に問題がなくても、マナー違反に該当する靴を履いていると、一般常識がないと判断されてしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、女性の就活の靴について、選び方からおすすめ商品まで詳しくご紹介します。
就活の靴の基本はパンプス
女性の就活では、基本的にパンプスを使用します。ただし、パンプスにもフォーマルなものからカジュアルなものまでさまざまな種類があるため、選び方のポイントを押さえておくことが大切です。
また、ローファーもフォーマルに近い靴ですが、フォーマルであると解釈する企業とカジュアルであると解釈する企業とに分かれやすいため、パンプスを選ぶ方がベターといえるでしょう。
就活の服装や靴のマナーは第一印象に大きな影響を与えるため、就活に適したパンプスを選びましょう。
就活にふさわしいパンプスの選び方
就活にふさわしいパンプスを選ぶ際は、素材や色、デザインなどに注目しましょう。押さえるべきポイントは以下の4点です。
・革製もしくは合成皮革のパンプスを選ぶ
・ビジネスシーンにふさわしい黒色を選ぶ
・つま先がラウンドトゥかスクエアトゥのものを選ぶ
・ヒールの高さは3~5cm程度
以下でそれぞれ詳しく解説していきます。
革製もしくは合成皮革のパンプスを選ぶ
就活用のパンプスは、本革か合成皮革が基本です。布のパンプスはカジュアル感が強くなるため、就活ではマナー違反です。エナメルやサテンなど光沢がある素材も就活にはふさわしくないので注意しましょう。
本革の靴は履き込むほど足に馴染みやすく、就職してからも快適に履き続けることができます。また、吸湿性や排湿性に優れ、蒸れにくいメリットもあります。合成皮革は本革と比べて安価でお手入れしやすい点がメリットです。
本革と合成皮革のどちらを選ぶかが選考に影響を及ぼすことは、通常ではありません。ケアやメンテナンスを続けられるか、就活が終わった後も履き続けるかどうか、どれだけ費用をかけられるかなどを踏まえて、パンプスの素材を選びましょう。
ビジネスシーンにふさわしい黒色を選ぶ
ビジネスシーンでは、黒色の靴を選ぶことが基本です。黒色のパンプスの中から、就活にふさわしいものを選びましょう。
黒色の靴は傷や汚れが目立ちやすいため、こまめなケアが必要です。また、長期間履き続けると、色がくすんで見えたり光の加減で細かな傷がたくさん見えたりするため、状態次第では買い替えも検討してみましょう。
つま先がラウンドトゥかスクエアトゥのものを選ぶ
パンプスは、つま先の形に応じてラウンドトゥ、ポインテッドトゥ、オープントゥ、スクエアトゥ、ピープトゥなどに分類されます。就活では、つま先に丸みがあるラウンドトゥもしくはつま先部分が四角い台形になっているスクエアトゥを選びましょう。
ラウンドトゥはプライベートでも使いやすい定番デザインです。ただしつま先が若干細いため、長時間歩くと窮屈感を覚えることがあるかもしれません。その場合は幅広タイプのパンプスを選んでみましょう。
スクエアトゥはつま先のスペースが比較的広く、長時間歩いたりプライベートで活発に動いたりするときも快適に過ごしやすいです。
ヒールの高さは3~5cm程度
就活で使うパンプスは、ヒールが低すぎても高すぎてもマナー違反となります。目安として、ヒール高3~5cm程度のパンプスを選びましょう。
ヒールが高いパンプスは、慣れるまでは歩きづらく、足にも疲労が溜まりやすい傾向にあります。安定感と歩きやすさを求める方には、ヒールが太くて低いものを選ぶのがおすすめです。
パンプスを選ぶときの注意点
パンプスを選ぶ際は、色やデザインなどの他にも、履きやすさや歩きやすさなどに注目が必要です。押さえるべきポイントは以下の3点です。
・足の横幅が広い人は幅広のパンプスを選ぶ
・クッション性が高いインソール付きがおすすめ
・ストラップの有無と位置に注意する
以下でくわしくご紹介します。
足の横幅が広い人は幅広のパンプスを選ぶ
ラウンドトゥでつま先が窮屈に感じる場合は、スクエアトゥを選ぶのがおすすめ。また、足の横幅が広い人は、幅広タイプのパンプスを選ぶのがおすすめです。
足よりも小さい靴を履くと、常に締め付けられるようになります。その状態で歩くと、パンプスの内側と足が強く摩擦されて靴擦れが起きる恐れがあります。
靴擦れが起こると歩くことができなくなったり、入退室の際に不自然な歩き方になったりする場合があるため、足幅やつま先に合ったパンプスを履きましょう。
クッション性が高いインソール付きがおすすめ
クッション性に優れたインソールが付いたパンプスは、蹴り出しのときに足にかかる負担を軽減します。長時間歩いても足が疲れにくくなるメリットがあるので、パンプスを選ぶときはインソールのクッション性や衝撃吸収機能に注目してみましょう。
就活では、朝に面接を受けて昼から説明会に参加するなど、1日の移動距離が長くなる場合があります。疲労が溜まった状態では、説明会や面接に集中できなくなることがあるため、疲れにくいパンプスを選ぶことが大切です。
また、履いているパンプスに別売りのインソールを取り付けて、クッション性を高めることもできます。こちらの方法も検討してみてください。
ストラップの有無と位置に注意する
就活では、ストラップ付きのパンプスも使用できます。ただし、甲以外の部分にストラップが付いているものは避けておきましょう。
甲にストラップが付いているパンプスは、歩くときに脱げにくくなり、歩行の安定性が高まります。そのため、歩きやすく脱げにくいパンプスを求めるのであれば、ストラップ付きのものがおすすめです。
女性の就活におすすめのパンプス
女性の就活では、パンプスの色や種類、ストラップの有無・付いている場所などを踏まえて選ぶ必要があります。
ここでは、「もっとラクにがんばれるパンプス」をテーマにした株式会社チヨダのオリジナルブランド「fuwaraku」から、就活におすすめのパンプスの例をピックアップしてご紹介します。
まとめ
女性の就活の際は、黒色のラウンドトゥかスクエアトゥのパンプスを選ぶことが基本です。
ストラップは甲の部分に付いているものであれば問題ありませんが、足首に付いているものはカジュアル感が強いため避けた方がよいでしょう。
就活は、雨の日に長時間歩くこともあるため、防水性や吸湿性、歩きやすさなどに優れたものを選ぶのがおすすめです。今回、ご紹介したパンプスの選び方やfuwarakuのおすすめ商品を参考に、ご自身に合った一足を見つけてみてはいかがでしょうか。