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履いている靴が痛いときはどうする?痛くなる原因と対策を部分別に解説

靴を履くと足が痛くなる、すぐにでも靴を買い換えたい……とお悩みの方は、今すぐできる対策方法をチェックしましょう。
特に、靴を履いているときに特定の部位のみが痛くなるというケースは、具体的にどのような原因と対策があるのかを知っておくことをおすすめします。
この記事では、靴を履くと足が痛くなる場合に考えられる原因と対策を部位別に詳しくご紹介します。

新しい靴を履くと足が痛くなる主な理由

新しい靴を履くと足が痛くなってしまうのは、大まかに次のふたつのような理由があります。

・靴が足の形に馴染んでいない
・足に負担がかかる歩き方をしている

以下でそれぞれくわしく解説していきます。

靴が足の形に馴染んでいない

買ったばかりの新しい靴は基本的に糊や素材が硬い状態で、足の形に十分に馴染んでいません。そのため、靴と足の間で過剰な摩擦が生じやすい状態となり、結果的にかかとなどが擦れやすくなります。
なお、使われている素材によって馴染みやすさが異なりますので注意しましょう。
例えば、硬い革で作られた革靴は足に馴染むまでに1ヶ月程度かかる場合があるため、歩きづらさや靴ずれによる痛みに悩まされる期間が長引くことも少なくありません。
一方、衣服にも使われることが多い綿などの天然繊維や、ポリエステルなどの合成繊維、あるいは合成皮革(フェイクレザー)であれば、足の形状や靴との相性にもよりますがそれよりも短い時間で足に馴染むこともあるでしょう。

足に負担がかかる歩き方をしている

歩き方が原因で、足の一部に大きな負担がかかっている場合があります。
たとえば、後ろに余計な重心をかける歩き方では、かかとに大きな負担がかかるので、かかとがすり減りやすく、靴ずれが起こりやすくなります。足の指先ではなくかかとから地面に着地する歩き方も、かかとへの負担が増加しやすい傾向があります。このような歩き方を改善するだけで、足の痛みが解消されるかもしれません。

【部位別】足が痛くなってしまう原因

靴を履いていて足が痛くなる原因は、痛みを感じる足の部位によって異なることもあります。
ここでは、痛む足の部位ごとに考えられる原因と、チェックするべきポイントを解説していきます。

足のつま先が痛い

足のつま先が痛い場合は、靴のサイズが大きすぎないか、小さすぎないかを確認してみましょう。
靴が大きすぎると、歩く度に足のつま先が靴にぶつかりやすいため、繰り返し摩擦されて靴ずれやタコができることがあります。また、パンプスやハイヒールのかかと部分が高すぎるとソールの傾斜がきつくなり、つま先が痛みやすいので注意が必要です。
サイズの合った靴、かかとが高すぎないソールの傾斜が緩やかなパンプスやハイヒールに履き替えることで、つま先の痛みが解消されることが多いでしょう。

足の指の付け根が痛い

足の指の付け根が痛む原因は、指によって異なります。
親指の付け根が痛む場合、外反母趾が原因となっていることが考えられます。外反母趾とは親指の付け根の骨が出っ張ってしまった状態のことで、その突出した骨の部分が靴に何度もぶつかることで靴ずれが生じます。
また、足の小指の付け根が痛む場合は、内反小趾になっていないか確認しましょう。内反小趾は足の小指が内側に傾いている状態です。歩くときに足の外側に力が入りにくいため、扁平足や外反母趾になるリスクが高いといわれています。

足の裏側・土踏まずが痛い

足の裏や土踏まずの痛みは、足底筋膜炎や足底腱膜炎が原因の可能性があります。

これらのトラブルの主な原因は、歩き方に癖がついているなどを理由に足に大きな負荷がかかっている、加齢に伴う筋力の低下などが挙げられます。朝起きたときに足の裏が痛むという場合は、足底筋膜炎や足底腱膜炎を発症している可能性も考慮しておきましょう。
ただし、これらのトラブルを根本的に解決するためには病院で医師の診察を受ける必要があるため、安易な自己判断は禁物です。
「大きすぎず小さすぎない自分の足に合ったサイズの靴を履く」、「インソールなどを活用して足裏のアーチ部分をサポートする」といった個人でできる対策でも足の痛みを軽減しやすいものの、根本的に症状を解決するために医師に相談することをおすすめします。

足の甲が痛い

足の甲の痛みは、甲と靴の間で生じる摩擦が原因であることが多いです。

たとえば、通常よりも足の甲が高い甲高の場合、靴とぶつかり合うことで靴擦れが起こります。特に、素材が硬い靴や高さが低い靴を履くと、痛みが強くなるでしょう。
一方、足の甲が低いために靴と足の間に余分な隙間が生じ、靴の中で足が動いて過剰な摩擦が起こり、靴ずれができるケースもあります。そのため、他の人より足の甲が低いという方も注意が必要になるでしょう。
いずれにしても、足を靴の中で固定する、足の甲が靴に強くこすれないようにすることが重要です。

かかとが痛い

かかとが痛くなる主な原因として以下の4点が挙げられます。

・かかとに負担が集中する歩き方をしている
・靴底が硬いシューズ、かかと部分のクッション性がないシューズを履いている
・靴が足のサイズに合っていない
・体重の増加

また、足底筋膜炎を発症している可能性も考えられます。
足底筋膜炎はかかとだけではなく、足の裏や土踏まずも痛む場合が多いため、痛みを感じる部位はかかとだけではないかどうかをチェックしてみてください。

医師の診察を受けて、足底筋膜炎ではないと診断された際は、靴の買い替えや、かかと部分をサポートするインソールの活用などを考えてみましょう。

くるぶしが痛い

くるぶしが痛い場合は、靴のサイズの大きさが合っているかどうかだけではなく、靴の履き口の高さが合っているかどうかを確認するようにしましょう。

その理由は、くるぶしの部分が靴に繰り返しぶつかることで痛みが起こっている可能性があるためです。くるぶしにも靴ずれは起こるため、なるべく摩擦が起こらないよう工夫が必要です。
摩擦を防ぐためには、多くの場合、インソールでの調整で改善できるでしょう。

足の痛みを和らげるためにできるおすすめの対策

足の痛みを放置すると、症状が予期せず悪化する恐れもあります。できるだけ早く原因を突き止めて、適切に対策することが大切になるでしょう。足の痛みを和らげたい場合は、次のように対策しましょう。

・足のサイズにぴったり合う靴を選ぶ
・まずは近場で試し履きしてみる
・中敷き(インソール)を活用する
・足が痛くなりにくい靴を試してみる

以下で、それぞれくわしく解説していきます。

足のサイズにぴったり合う靴を選ぶ

足のサイズに合わない靴を履くと、様々な部位に痛みが起こる原因となります。靴を履くときの足の痛みの対策をしたいのであれば、まず自分の足のサイズとぴったり合う靴を選ぶことが大切でしょう。

そのため、靴を買うときは試し履きをしてみて、サイズや履き心地に問題がないか確認することをおすすめします。サイズが合っていたとしても個人の足の形状によって履き心地が変わってくることもあるため、サイズだけではなく実際の履き心地を確認してみるのも大切です。
たとえば外反母趾の人の場合、足と靴のサイズが合っていたとしても、親指の付け根の骨が出っ張っており靴の側面に当たってしまうことを理由に痛みが起こることも少なくないでしょう。このように実際の靴の履き心地を確かめることは足の痛み対策のために重要です。

まずは近場で試し履きしてみる

新しい靴はまだ十分に自分の足の形に馴染んでいないことが一般的で、突然硬い靴を長時間履くことは足に負荷をかけやすく、痛みの原因になることもあります。

最初から長時間のおでかけや通勤・通学に使用するのではなく、まずは近所への散歩やスーパー・コンビニなどへの買い物用の靴として試し履きしてみましょう。
目安としては、1日30分程度の着用を繰り返し、履き慣れてきたら徐々に履く時間を延ばしていくのが良いでしょう。

中敷き(インソール)を活用する

靴のサイズが合わない場合は、中敷き・インソールと呼ばれるサポート用品を活用することもおすすめです。

インソールは、靴の足裏部分に敷くことで靴底を上げ、土踏まず部分のアーチ形成をサポートできるアイテムです。インソールを敷き靴底が上がることで靴内部の奥行きや幅、高さなどが調整されるため、足のサイズよりも大きい靴を履いている場合などは特に便利です。
また、足裏への疲労の蓄積を抑え、歩行時の姿勢の悪化を防ぐ役割を持つクッション性能が高いインソールも多いです。そのため大きい靴のサイズ調整以外の目的であってもインソールは役立つでしょう。

足が痛くなりにくい靴を試してみる

製造・販売されている靴の中には、足が痛くなりにくい靴や、靴ずれが起こりづらいよう工夫がされている靴も少なくありません。そのような靴を試してみることもおすすめの方法のひとつです。

たとえば、靴ずれによる痛みを防ぎたい場合は、摩擦防止用のパッドが装着された靴やベルトストラップ付きのパンプスなどを試してみてください。かかとの部分が滑らかで摩擦が少ない靴も、靴ずれが起こりにくいためおすすめです。
また、足全体への負担が少ないクッション性に優れた靴、足全体をやさしく包み込むことで、フィット感を高めた靴もあります。このような靴を探して、試してみるのも良いでしょう。

足が痛くなりにくい靴の商品例

ここでは、足が痛くならないようメーカーの工夫が施された靴の一部を紹介します。

SKECHERS 88888132 レディース

ヘザー素材のアッパー、バンジーコードのシューレースを使ったスポーティーなウォーキング・トレーニングコンフォートスニーカーです。
インソールに低反発素材のスケッチャーズメモリーフォームを採用することで、足を入れた瞬間に自分の足型にフィットします。

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HYDRO TECH HD1316 メンズ

新3Eラストのビジカジシューズ。本革で、しかも“超軽量”「ハイドロテック ウルトラライト」の超軽量シューズです。もちろん軽量なだけでなく、ハイドロテックこだわりの機能も搭載しました。さらっと素足で履いてもオシャレな一足です。
カジュアルなローファータイプのデザイン。スリッポンで着脱も楽々!クロップドパンツ、ハーフパンツに合わせて履くのがオススメです。

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fuwaraku FR-1101 レディース

足裏全体をフワフワとやさしく包み込むプレーンパンプス。柔らかなアッパーは防水仕様で雨の日でも安心です。ツヤを抑えたマットな質感は、就職活動や入学式といったフォーマルシーンにピッタリ!
中敷きのつま先部分に、肌への刺激が少ないクラレ社製の高機能素材「メディエル」を採用。抗菌・防臭加工を施し、吸汗速乾性にも優れているので靴内の環境を快適に保ちます。屈曲性があり、歩きやすいアウトソールを採用。土踏まずのアーチをサポートするインソールと、ゆったり履ける幅広4E設計で長時間履いても楽々♪
ヒール部分に静音タイプの素材を使っているのでコツコツ音が響きにくく、冠婚葬祭やオフィスにもオススメのパンプスです。

詳細を見る

まとめ

靴を履いたときに足が痛んだら、その原因を突き止めて対策することが大切です。少しの工夫で痛みを予防できる場合もあります。
インソールの活用、足が痛くなりにくい靴を試す、試し履きで馴染ませるなど、さまざまな方法の中から状況に合わせて実践してみましょう。

足が痛くならない靴を選びたいときは、靴専門店でプロに相談するのもおすすめです。
「東京靴流通センター」や「シュープラザ」他、株式会社チヨダの実店舗には、靴の専門知識とフィッティング技術のほか、足についての構造、機能、寸法、形態、発育、老化など、幅広い知識とスキルを習得した靴選びのスペシャリスト「シューフィッター」がいる店舗があります。シューフィッターがご要望を聞いたうえで最適な一足を提案してくれますので、店舗に訪れる際は気軽に相談してみましょう。

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