子供の上履きを選ぶ際には、足のサイズに合った上履きを選ぶことが重要です。

大きすぎるサイズは脱げやすく、転倒の原因にもなり非常に危険です。適切な形状とサイズを選ぶことで足の成長を妨げることなく、安全に履けるでしょう。

また、子供の足は成長が早いため、3〜4ヶ月を目安に定期的なサイズチェックが必要です。指をしっかり動かせる形状の上履きを選ぶことで、足の発達を促し、自然な歩行が可能になります。

さらに足の長さだけでなく、足幅や足囲も考慮し、つま先には0.5〜1cm程の適度なゆとりを持たせ、甲部分はフィットさせることが大切です。

上履き選びの際は、子供の足の成長をサポートし、安全な歩行ができる適切なサイズと形状のシューズを選びましょう。

子供が毎日履く上履きは、着脱のしやすさも大切な要素となります。脱ぎ履きにストレスがかかってしまうシューズの場合、履くことがストレスになり、着用しなくなってしまいます。

上履きには主に「スリッポンタイプ」「バレエシューズタイプ」「面ファスナータイプ」の3つの種類があります。これらを好みや成長に合わせて適切に選ぶのがおすすめです。

• ●スリッポンタイプ：甲部分が広くゴム素材で作られていて簡単に履ける。
• ●バレエシューズタイプ：履き口が広く、脱ぎ履きが簡単におこなえる。
• ●面ファスナータイプ：甲部分の面ファスナーを使って着脱。サイズ調節が可能で、足の幅や甲の高さに合わせて調整できる。

上履き選びでは、着脱のしやすさが重要です。履きやすさが、長く愛用したいと思える大切な要素となるでしょう。

通気性の高い素材や抗菌・防臭機能を備えた上履きは、長時間の着用でも不快感を軽減。

通気性の高いメッシュ素材や通気口のある上履きはムレを防ぎ、抗菌・防臭機能があれば、臭いや雑菌のリスクを減らせます。

また、年齢や使用環境によっては、つまずきを防ぐ巻上底や撥水性の高い靴を選ぶことも重要です。さらに撥水加工がされたものは、汚れにくく、汚れを落としやすいのでお手入れが簡単。

このように機能性の高い上履きを選ぶことで、お子様が快適かつ安全に着用でき、シューズを清潔な状態に保てるでしょう。

上履きは、お手入れがしやすい「防汚性」や「速乾性」の高いものを選ぶのがおすすめ。
子供が日常的に使用する上履きは、汚れやすく、頻繁に洗う必要があります。

そこで防汚性の高い素材のものを選べば、汚れがつきにくく、洗いやすくなります。
さらに速乾性があれば乾かす時間を短縮でき、キレイな状態と清潔感を常にキープ。洗った上履きが早く乾けば、次回の使用にすぐに備えられます。

また、洗濯機で丸洗いできるタイプや、インソールの取り外しができるものを選べば、普段のメンテナンスもラクになるでしょう。

子供が気に入ったデザインの上履きを選ぶことも大切です。
上履きを選ぶ際にデザインを重視することで、お子様も楽しみながら履くことができます。

とくに、アニメのキャラクターなどが描かれた上履きは人気があります。
小さな子供には文字が読めない場合もあるため、一目でわかるキャラクターや明るい色の上履きを選ぶと良いでしょう。

またデザインが目印になることで、自分の上履きであることが判断しやすいメリットもあります。
ただし、園や学校によっては指定されたデザインの上履きを選ぶ必要があるので、注意が必要です。

上履きには泥やホコリなどの汚れがつきやすいので、最初にブラシでしっかりと落とします。とくに靴底の溝にも汚れがたまりやすいので、念入りに洗い落としておくことが大切です。

頑固な黒ずみ汚れの上履きは、こすり洗いでは簡単に落ちません。
そんな時はつけ置き洗いが有効です。バケツにぬるま湯(40度程度)と、つけ置き専用の洗剤を入れ、上履きを1～2時間つけます。つけ置きすることで汚れが浮いてきて、落としやすくなります。
洗剤が多すぎたり、すすぎが不十分だと変色の原因になることがありますので、洗剤の使用量には注意し、十分にすすぎましょう。

つけ置きした洗浄液から上履きを取り出し、柔らかいブラシでこすり洗いしましょう。汚れがたまりやすい部分や中敷きも忘れずにしっかりと洗いましょう。
また、内側から外側に向かって洗うのがポイント。つま先部分はブラシが届きにくいので、使わなくなった歯ブラシを利用すると便利です。

汚れが落ちたら、水でよくすすぎましょう。
バケツにきれいな水を入れて、靴を入れます。洗剤の泡が出てこなくなるまで、丁寧にすすぎます。すすぎ残しは黄ばみの原因になるので、しっかりすすぎをおこなうことがポイントです。

すすぎ終わったら水気をきちんと切って、風通しの良い場所で靴を陰干しします。

かかとを下にして壁などに立てかけると、靴内部の水分が外へ出やすくなります。形を整えるために不要なタオルや新聞紙などを詰めると、水気がより早く乾き、靴の変形を防止できます。

また、直射日光やドライヤーでの乾燥は、変形や変色の恐れがあるため避けた方がいいでしょう。

履く前に防水スプレーを吹きかけると、汚れを防ぐことができます。さらに、スプレーが表面に膜を作るため、洗った時に汚れが簡単に落ちやすくなる効果も。

このように防水スプレーは、靴を雨などの水濡れから守ってくれるだけでなく、汚れを防ぎ、きれいな状態を保つのに欠かせないアイテムです。

また上履きだけではなく、スムースレザーやスエードなどの起毛皮革にも使える防水スプレー。これ一本で、素材の通気性を損なわずに雨や雪、汚れを防止して、大切な靴を長持ちさせてくれます。