日常的に立ち仕事に従事する方にとって、足の疲れや痛みは大きな悩みの1つ。この記事では「立ち仕事でも疲れにくい靴」に焦点を当て、選び方のポイントや長時間履いても疲れにくいおすすめの靴について解説します。
立ち仕事でも疲れにくい靴を選ぶポイント
立ち仕事でも疲れにくい靴を選ぶときは、次に挙げる5つのポイントを押さえておくのが大切です。
・仕事内容で選ぶ
・通気性が良い靴を選ぶ
・軽量設計の靴を選ぶ
・クッション性能の高い靴を選ぶ
・滑りにくい靴を選ぶ
以下でひとつずつ詳しく解説します。
仕事内容で選ぶ
立ち仕事と言っても、具体的な作業内容や仕事をする環境などに応じて、それぞれ適した靴は異なります。そのため自分がどのような仕事をするのかで靴を選ぶのがおすすめです。
以下では、立ち仕事の多い職種を例にそれぞれおすすめの靴を紹介していきます。
現場作業・工場作業の場合
重い荷物を運ぶ、機械を操作するなどが多い現場作業・工場作業に従事される方には、ランニングシューズや安全靴を選ぶのがおすすめです。
24時間体制で稼働する工場施設は、長時間の立ち仕事になりがちです。靴底やインソールがクッション性・衝撃吸収機能に優れる靴を選び、足の負担や疲労を軽減していきましょう。また現場環境により、つま先を守る先芯や踏み抜き防止ソールなどを搭載した安全靴、セーフティシューズを選ぶのもよいでしょう。
オフィスワーク・接客業の場合
オフィスワーク・接客業に従事される方には、長時間履いていても快適に履き続けられる、ローヒールパンプス、スリッポン、スニーカーなどがおすすめです。通気性に優れる靴を選べば、蒸れにくくなるメリットもあるでしょう。
特に女性の場合、ヒール付きの靴を履き続けることによって足へ疲労が溜まるのは避けたいところ。かかとや足裏がしっかりフィットするものや、インソールのクッション性が高いものを選ぶと、疲労軽減に役立ちます。
飲食業の場合
飲食業に従事される方には、滑りにくく、着脱が容易なサンダルやスリッポンがおすすめです。
特に居酒屋や和食処など小上がりや座敷がある店舗の場合、お酒や料理を運びながら行動することも多いです。そのため、忙しい状況でも脱ぎ履きしやすい靴が使いやすいでしょう。
また、水や油で床が滑りやすくなっていることが想定される厨房やキッチンでの業務がメインの方は、耐油性(油に強い)素材の靴底を採用した靴を選び、火を使っているときや、熱された鍋を運ぶときなどの不意な滑りや転倒を回避しましょう。
医療・福祉現場の場合
医療・福祉現場に従事される方には、滑りにくいナースシューズやスニーカーがおすすめです。
医療・福祉現場では、患者さんの介抱や身の回りの世話をするため、足腰への負担が大きい体勢をとることも多いです。
滑りやすい靴を履いている状態は、言わば長時間足を踏ん張り続けている状態。不要な負荷を足にかけ続けることで、足や腰の痛みを起こしてしまうこともあります。滑りにくい靴を履き、足腰への負担を軽減しましょう。
通気性が良い靴を選ぶ
人は1日に両足でコップ1杯分の汗をかくと言われており、長時間の立ち仕事では靴を脱ぐ機会が少ないため、汗を放置したまま仕事をし続けることになります。そのため靴内が蒸れやすく、臭いが気になってしまうでしょう。
対策としては、通気性の良い靴を履いて靴の中が蒸れにくい環境を作ることがおすすめ。通気性の良さは靴のアッパー素材やインソールの仕様などで判断しましょう。
具体的には、アッパーであればメッシュ素材やナイロン素材が使われているもの、インソールであれば吸湿性や放湿機能が高いものなどがおすすめです。
軽量設計の靴を選ぶ
疲れにくさを考えるなら、靴の重量をチェックしてなるべく軽い靴を選ぶのがポイント。
重みのある靴は、軽量の靴に比べて、一歩ごとの足への負荷が大きくなりがちです。特に立ち仕事の場合は長時間靴を履いたまま行動することが多いため、疲れが蓄積しやすくなってしまいます。
そのため、足にかかる負荷を軽減できる軽量設計の靴を選ぶのがおすすめです。
クッション性能が高い靴を選ぶ
クッション性や衝撃吸収性が高い靴も、立ち仕事で疲れにくい靴と言えるでしょう。
インソールやアウトソールなどのクッション性が高い靴は
足への衝撃を吸収しやすいので、長時間の立ち仕事でも疲れにくい傾向があります。
しかし「クッション性能の高さ=とにかく柔らかい靴」ではないので注意しましょう。クッションが柔らかすぎる靴は地面を蹴った際の衝撃がうまく伝わらないため、逆に疲れにくくなってしまいます。
クッション性能が高い靴を選ぶときは、以下の例を参考にしながら、適度な硬さのあるものを選ぶのがおすすめです。
【クッション性が高い靴の例】
・インソールが厚めで、反発性がある
・ミッドソール(インソールとアウトソールの間に使用されるソール)が使用されている
・エアークッション(空気が入ったクッション)など衝撃吸収機能が使用されている
滑りにくい靴を選ぶ
滑りにくい靴も、立ち仕事で疲れにくい靴と言えるでしょう。
実は、足の疲れと靴の滑りは、密接な関係があります。理由は、長時間滑りやすい靴を履いていると、滑らないように足に不自然な体重をかける癖がついてしまうから。そのためキッチンなど水場での作業が多い飲食業以外の立ち仕事でも、滑りにくい靴を選ぶのは効果的といえるのです。
滑りにくい靴には、摩擦力が高いラバーソールが使用されていることが多いです。購入する際は必ず確認しましょう。
立ち仕事でも疲れにくいおすすめの靴
ここでは、立ち仕事でも疲れにくいおすすめの靴をピックアップして紹介します。
【現場作業・工事作業】MANDOM 141 メンズ
運送業や各種サービス業のために開発された、つま先を保護する樹脂先芯仕様の安全靴(セーフティシューズ)です。
JSAA規格のA種認定品として認められており、安全靴としての信頼性が高いです。また、耐油耐滑ソールが使用されているため、歩行時に滑りにくく、通気性の良いアッパー素材を使用しているため蒸れにくいメリットもあります。
【現場作業・工事作業】new balance ME420LK24E メンズ
心地よいクッション性を発揮するミッドソールと踵部に搭載した低反発フォームが、ストレスフリーな履き心地を提供する男性用コンフォートモデル「ME420」。
サポート性に優れたアッパーデザインを多彩なシーンにフィットするシックなカラーで仕上げ、足入れのしやすい幅広4Eワイズで快適な履き心地を提供してくれます。
【オフィスワーク・接客業】HYDRO TECH HD1500 メンズ
「ハイドロテック・ウルトラライト」の本革超軽量シューズです。片足約190g(25.0cm)という非常に軽い設計のため、長時間歩いても疲れにくいです。
靴内には抗菌機能が施されているため防臭効果が期待できるだけではなく、屈曲性の高さによって足への負担を軽減できるため、快適性を長く保ちやすいシューズとなっています。
【オフィスワーク・接客業】fuwaraku FR-4001 レディース
足裏全体をフワフワとやさしく包み込むコンフォートパンプス。
アッパーは防水仕様で雨の日でも安心です。
中敷きのつま先部分に、クラレ社製の高機能素材「メディエル」を採用しているのでなめらかな履き心地。
抗菌・防臭加工を施し、吸汗速乾性にも優れているので靴内の環境を快適に保ちます。
オフィスシーンだけでなく、カジュアルシーンにも使用できるオススメの一足です。
【オフィスワーク・接客業】biofitter BFL2737 レディース
静電気の発生を抑える独自のストレッチ素材を採用した足に優しいストラップパンプスです。軽量で耐摩耗性に優れた素材「EVA」のラバーソールが快適な歩行をサポートするので、特に立ち仕事の場面で活躍するでしょう。
安定感のあるウェッジソールは、歩きやすく、さりげない美脚効果も期待できます。
【オフィスワーク・飲食業】ON&OFF 7966 メンズ
年間を通して履けるビジネスクロッグシューズ。
脱ぎ履きが簡単で通気性もよく蒸れずに快適!
一見するとビジネスシューズですが、かかとが低いので通気性も良く蒸れにくいデザイン。
サッっと履けてサッと脱げるので急な来客にも対応可能。
オフィス内での室内履きとしても活躍しそうです。
【飲食業】CEDAR CREST CC-9399 メンズ
人気ブランド「セダークレスト」の透湿防水ユーティリティスニーカーです。
靴内部の特殊フイルムが外からの水の侵入を防ぐ一方で、靴内部にこもる湿度を外に通す構造となっているので、蒸れにくく快適な履き心地です。
特殊配合の厚底ミッドソールが衝撃を吸収し、反発性に優れた構造でアクティブな歩行をサポートするので、動きやすい靴を探している方に特におすすめの一足です。
【飲食業】fuwaraku FR-4002 レディース
足裏全体をフワフワとやさしく包み込むコンフォートパンプス。
アッパーは防水仕様で雨の日でも安心です。
中敷きのつま先部分に、クラレ社製の高機能素材「メディエル」を採用しているのでなめらかな履き心地。
抗菌・防臭加工を施し、吸汗速乾性にも優れているので靴内の環境を快適に保ちます。
オフィスシーンだけでなく、カジュアルシーンにも使用できるオススメの一足です。
【飲食業】biofitter BFH5124 メンズ
からだ思いの「バイオフィッター」シリーズの「バイオフィッター らくほ」のメンズクロッグシューズです。「どんな人も簡単に楽に歩くことのできるシューズ」を追求しているシリーズですので履き心地は抜群!足当たりの良いインソールが足元から快適にしてくれます。
「長時間履くのだから楽な靴が一番!」という方はぜひチェックしてみてください。
【医療・福祉現場】biofitter BFN-25072 レディース
「バイオフィッター ナース」は、病院やオフィスでの快適さと美脚を両立させるために開発された「お仕事シューズ」です。
フィット性、クッション性に優れているので、毎日長時間の立ち仕事をされている方や、今よりも疲れを軽減したい方におすすめです。ナノプラチナ抗菌加工が施されているので清潔感を持続し、耐油・滑防設計されたソールは滑りにくいので、お仕事用シューズとして安心して履くことができます。
【医療・福祉現場】大人の上履き 11210420L レディース
軽くて滑りにくく、簡単に洗える親切設計。
『大人の上履き』は、老若男女を問わず大人が履きやすいデザインの上履きです。
入院・リハビリに、ケア施設で、室内作業に、お掃除にいろんな施設の室内履きとしておすすめです。信頼の日本製!
老若男女問わず履いていただける大人の上履きです。
【医療・福祉現場】biofitter BF-181 メンズ
「からだ想い」をスローガンにしたバイオフィッターシリーズのメンズシューズ。
軽量設計なので長時間履いても疲れにくく快適な履き心地を実感できます。
屈曲性に優れているので歩きやすく、衝撃緩和機能が付いたソールは足への負担を和らげます。
スタイリッシュでスポーティなシューズですので、機能性だけではなくデザイン性も重視したい方におすすめの一足です。
【医療・福祉現場】CONVERSE 32765220M メンズ
人気ブランド「CONVERSE NEXTAR」のメンズコートスニーカー。
インソール等の仕様変更により、約80gの軽量化に成功したコンバースオールスターの新ライン。
キャンバス素材を使用したコンバースらしい定番アイテムをリーズナブルに提供。表面素材にはお手入れがしやすく汚れにくいシンセティックレザーを使用。軽量かつクッション性に優れるEVA素材をインソールに使用し、デザイン性や機能性にも配慮しています。
人気の高いクラシックでシンプルなコートタイプ。
ロールアップジーンズや、チノパン合わせても相性抜群の一足です。
まとめ
最後に、立ち仕事でも疲れにくい靴を選ぶときのポイントをもう一度おさらいします。
・仕事内容で選ぶ
・通気性が良い靴を選ぶ
・軽量設計の靴を選ぶ
・クッション性が高い靴を選ぶ
・滑りにくい靴を選ぶ
長時間の立ち仕事で良いパフォーマンスを発揮するためには、通気性や軽さ、クッション性などの機能性に優れた靴を選んで、足の疲れや痛みを軽減・予防することが大切です。解説した内容を参考にして、自分に一番合った靴を探してみてください。