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リハビリシューズ(介護用靴)とは?特徴やおすすめの選び方を解説

加齢や病気、後遺症など、さまざまな理由により足に痛みがある方や足を動かしにくくなった方の歩行をサポートしてくれるリハビリシューズ(介護用靴)。靴を選ぶ際は、履く場所や足の状態に合わせて、適切なモデルを選ぶのが大切です。
この記事では、リハビリシューズの使用を検討している方に向けて、靴の特徴やメリット、選び方などを分かりやすく解説します。あわせて、おすすめ商品も厳選してご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

リハビリシューズ(介護用靴)とは?特徴やおすすめの選び方を解説

リハビリシューズの特徴・メリット

リハビリシューズには、どんな特徴やメリットがあるのでしょうか?押さえておきたい4つのポイントを解説します。

リハビリシューズの特徴と使用するメリットは、大きく分けて以下の4点があります。

● 履き心地の良さで歩行の負担を和らげる
● 足のトラブルを防止・軽減しやすい
● 快適に脱ぎ履きしやすい
● 病院や施設でのリハビリ補助に役立つ

以下でそれぞれ詳しく解説します。

履き心地の良さと安全性で歩行の負担や不安を和らげる

加齢や病後、ケガからの回復期は、筋力の低下や関節への歪みが生じたり、足の痛みや足首の硬化を感じたりすることがあります。そのような方にとっては、靴を履いて歩くことも煩わしく感じるかもしれません。リハビリシューズは、一般的な靴より軽量で、歩きやすく設計されているので、歩くことに対するストレスを最小限にしてくれるでしょう。また、室内用のリハビリシューズは履き心地の良さを、屋外用のリハビリシューズは、つまずきにくさや安全面重視など、環境に合ったリハビリシューズを利用することで、リハビリを行う人の歩行に対する不安や負担を和らげます。

足のトラブルを防止・軽減しやすい

リハビリシューズは歩行に負担を感じている方でも快適に履けるよう設計されているため、足のトラブルやリスクを防止・軽減しやすいメリットがあります。
筋力が低下した方が足に合わない靴を履き続けると、単純に過ごしづらいだけではなく、大きなケガの原因になるリスクがあります。入院などの運動制限によって筋力がさらに低下してしまうこともあるため、負担の少ない靴を選ぶことはとても重要です。
リハビリシューズは足の状態に応じて靴のフィット感を調節しやすく、筋力が低下した方でも自分の足で安全かつ快適に歩き続けられるよう設計されているので、捻挫や骨折などのケガの予防にも繋がります。

快適に脱ぎ履きしやすい

リハビリシューズは、「軽量で柔軟性に優れた素材を使用している」、「大きな履き口を設けている」など、脱ぎ履きのしやすさを意識して作られているのが特徴です。
また、リハビリシューズは足に装具を着用している方や、麻痺の症状がある方も快適に脱ぎ履きがしやすいよう設計されています。

病院や施設でのリハビリ補助に役立つ

リハビリシューズは脱ぎ履きがしやすく歩きやすいため、病院や施設でリハビリを行う際に履く靴としても役立ちます。リハビリの際は安全で動きやすい靴を履く必要があるため、用途としては最適といえるでしょう。
また、屋内用のモデルを用意すれば、日常生活でも使用できて便利です。靴底が滑りにくく転倒しづらい特徴があり、抗菌・防汚機能を搭載した靴も多いため、スリッパなどと比較して安全性や衛生面に強みがあるといえるでしょう。

リハビリシューズの選び方

リハビリシューズを購入する際には、以下の3つの点に注目すると、自分にとって最適なモデルを選びやすくなります。

● 靴を履く場所に応じて選ぶ
● 身体や症状の状況に合わせて選ぶ
● 足にフィットした、履き心地の良い靴を選ぶ

以下でくわしく解説していきます。

靴を履く場所に応じて選ぶ

屋内用と屋外用とで、靴に求められる機能は異なります。リハビリシューズを購入する際は、シチュエーションに合ったものを選ぶのが重要です。
以下では、「屋内用」と「屋外用」に分けて、ポイントをそれぞれ解説します。

屋内用を選ぶときのポイント

病院やリハビリ施設などの屋内で履くリハビリシューズを用意する際は、履き心地が快適なものを選ぶのが重要です。
具体的には、ポリエステルや綿など、軽く柔らかい素材を採用したモデルが良いでしょう。通気性にも優れており、長時間着用時の蒸れを軽減できます。
また、靴底部分が床に擦れることで、傷や靴底の色を床に付けないように配慮したノンマーキングソールを採用したシューズを選ぶのもおすすめです。
さらに、脱ぎ履きしにくいと動くのが億劫になりがちなので、着脱のしやすさも忘れずに確認しましょう。滑って転倒しないよう、滑り止め加工を施しているものを選ぶとさらに安心です。

屋外用を選ぶときのポイント

屋外用のリハビリシューズを購入する際は、より安全性に配慮しているモデルを選びましょう。凸凹な路面やコンクリートの道路で衝撃を吸収できる、ソールに適度な厚みのある靴がおすすめ。特につま先の形状がやや上に向いているモデルはつまずきを防ぎます。
ただし極端にソールが厚すぎると、靴の重さで歩きにくくなるため注意が必要です。雨の日の外出や天気の急変に備えて、撥水加工を施しているかもチェックしましょう。

身体や症状の状況に合わせて選ぶ

身体の状態や症状は人それぞれであり、その人に適したリハビリシューズを選ぶのが大切です。ここでは、症状別の選び方や快適かつ安全に履くためのポイントを解説します。

足の腫れやむくみが気になる場合

足のむくみや腫れが気になる場合には、簡単に固定でき、サイズの調整がしやすい面ファスナータイプのリハビリシューズがおすすめです。
ワンタッチで足幅のフィット感を調節しやすく、痛みや不快な履き心地を軽減できます。また、インソールの有無によってもフィット感が異なるため、足の状態に合わせて調節してみましょう。
面ファスナー以外に、柔軟性に優れた素材を採用した「スリッポンタイプ」もおすすめです。靴が伸び縮みして足にフィットしやすく、脱ぎ履きの負担も少ないです。

足先・つま先に痛みを感じる場合

足先・つま先に痛みを感じる方なら、履き心地が硬いモデルや締め付けの強いモデルは避け、靴全体が柔らかい素材を採用したリハビリシューズを選びましょう。
特に、足先の箇所に柔らかい素材を使用したモデルなら、歩行時の痛みを和らげるのに役立ちます。

足の感覚が弱くなっている場合

障害などにより感覚・痛覚が弱くなっている方は、足先に硬いモノをぶつけた際に痛みを感じない場合があります。
そのため気づかぬうちにケガしてしまわないよう、足元をしっかり保護できる機能を持ったリハビリシューズを選ぶのがおすすめです。

装具を着用している場合

立ち座りや歩行をサポートする装具を着用している方なら、装具を付けたままでも履きやすいリハビリシューズを選びましょう。
具体的には、履き口が大きく広がるタイプや足幅が大きいモデルを中心にチェックしてみるのがおすすめです。
また、可能であればインソールを取り外しできる靴かどうかも確認してみましょう。
インソールを取り外すことで、靴のサイズを「装具を着けた足に適したサイズ」と、「着けていない足に適したサイズ」にそれぞれ変えられるため、履き心地をさらに快適にすることができます。

車椅子を利用している場合

車椅子を利用している方なら、滑りにくいリハビリシューズが適しています。
車椅子を乗り降りする際は滑りやすく、転倒する恐れがあり危険です。ケガやトラブルを防ぐためにも、滑り止めを備えているモデルを選ぶのがおすすめです。
また、麻痺の症状がある方は足がフットレストから落ちたり、車輪に巻き込まれたりしても気付かない場合もあります。気づかぬうちにケガをしないよう、足先やかかとをしっかりとガードできる機能を持ったモデルを選ぶのも良いでしょう。

足にフィットした、履き心地の良い靴を選ぶ

リハビリシューズを選ぶ際は、足にフィットしやすく快適に履けるかどうかを確認することもポイント。特に、足の長さだけではなく、足幅や甲の高さもしっかり確認するのが重要です。
フィット性を確認する際は、つま先に1cm程度のゆとりがあるのかをチェックしましょう。幅は親指と小指が圧迫されて痛くならないよう、側面に軽く触れている程度が適しています。
また、むくみによって足の大きさが変化するケースに対応すべく、伸縮性に優れたタイプやフィット感を調節しやすいモデルもおすすめです。面ファスナーやベルトによって、幅や甲の高さを微調整できると便利です。

リハビリシューズのおすすめ商品

ここでは、リハビリシューズのおすすめ商品を厳選して紹介していきます。

大人の上履き 1 11210551M 11210551L メンズ・レディース

履き口のゴムが伸縮するスリッポンタイプのリハビリシューズです。
脱ぎ履きしやすく、足に痛みを感じる方におすすめです。アッパーに立体メッシュ素材を採用し、軽い履き心地と蒸れを防ぐ通気性に優れているのも魅力です。
簡単に洗いやすく、常に清潔な状態をキープしたい方にもぴったり。インソールに天然由来成分の抗菌作用を発揮する「サニタイズAg加工」を施しており、ニオイの原因になる菌やカビの発生を抑える効果が期待できます。防滑性に優れたウレタン素材「ベステック」をアウトソールに使用しているのもポイント。病院やリハビリ施設の滑りやすい床を歩く際にも安心です。

大人の上履き 1 11210551M メンズ 大人の上履き 1 11210551M メンズの製品情報を見る
大人の上履き 1 11210551L レディース 大人の上履き 1 11210551L レディースの製品情報を見る

大人の上履き 2 11210561M 11210561L メンズ・レディース

面ファスナーでフィット感を調節できるリハビリシューズです。
甲部に備えたバンドにより、微調整が可能。左右で足の状態が異なる方や、片方の足だけが痛い方におすすめです。22cmモデルで片足約160gの軽量設計も魅力。筋力が低下して歩くのが困難になったと感じている方にも適しています。
劣化しやすいウレタンの弱点を改善した素材「ベステック」をアウトソールに搭載しているのもポイント。老若男女問わず履きやすいシンプルなデザインとあいまって、長く愛用できます。天然由来成分の抗菌作用を発揮する「サニタイズAg加工」を施したインソールを採用し、ニオイが気になる方にもぴったりです。

大人の上履き 2 11210561M 大人の上履き 2 11210561Mの製品情報を見る
大人の上履き 2 11210561L 大人の上履き 2 11210561Lの製品情報を見る

Bio Fitter BFU2002 レディース

「バイオフィッター・ユニバーサル」の面ファスナーで着脱できるリハビリシューズです。 脱ぎ履きのスムーズさとフィット具合の調節のしやすさを求めている方に特におすすめです。足にやさしい素材を採用した、肌触りのよさも魅力です。 軽くクッション性に優れたアウトソールを使用しており、歩行が困難になった方の足への負担を軽減。撥水加工を施したアッパーを採用し、雨の日の外出や突然天候が急変しても安心です。

Bio Fitter BFU2002 レディースの製品情報を見る
Bio Fitter BFU2002 レディース

elder KE324 レディース

アッパーに合成皮革を採用した、高級感のあるデザインが印象的なリハビリシューズです。
光沢のある落ち着いた色味を採用しており、さまざまなシーンやコーディネートに合わせやすいのが魅力。リハビリ用としてはもちろん、普段履きとしても着用したい方におすすめの一足です。
ファスナー仕様で履き口を広げられるのもポイント。スムーズな脱ぎ履きをサポートします。4E相当の幅広設計で、足幅のフィット感が気になる方にもぴったり。甲部にストレッチ素材を使用しているほか、かかとには踏んでもすぐに戻る「復元カウンター」機能を搭載しています。

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elder KE324 レディース

快歩主義 KS20548 レディース

足に優しい機能を充実させたリハビリシューズです。
上部に面ファスナーを搭載し、大きく開いて脱ぎ履きしやすく工夫しています。つま先約20mm、かかとを12mm巻き上げた構造でつまずきを防ぐなど、安全かつ快適に履ける靴を求める方におすすめです。
スムーズな体重移動が可能な「フットオンコントローラーシステム」もポイント。ひざの負担を軽減し、歩くのが困難になった方の歩行をサポートします。ソールに超軽量なエクスパンセル配合ラバーを採用しており、水に浮くほどの軽量化を実現している点にも注目です。

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快歩主義 KS20548 レディース

快歩主義 KS19734SM メンズ

合成皮革を使用した光沢のあるデザインが特徴のリハビリシューズです。
4E相当の設計ですので、足幅が広い方にも履きやすい一足です。面ファスナーによって上部が大きく開く仕様で、スムーズな脱ぎ履きとフィット感を調節しやすいシューズを探しているなら、ぜひこちらを試してみてください。
エクスパンセル配合ラバー採用による軽さも魅力。着地や蹴り出しをスムーズにすべく、つま先とかかとを巻き上げているなど、歩きやすさをサポートする工夫をこらしています。

快歩主義 KS19734SM メンズの製品情報を見る
快歩主義 KS19734SM メンズ

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