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靴ずれでかかとが痛いときの対処法は?悪化を防ぐ方法と予防法も解説

おでかけ中など靴を脱げない状況の中で、靴ずれが生じ、足が痛くなってしまったことがある方も少なくないのではないでしょうか。
靴ずれでかかとが痛くなってしまった場合、そのまま靴を履き続けると症状が悪化する恐れがあります。

また、仮に靴ずれが治ったとしても、対策や靴ずれ予防を何もせずに同じ靴を履いてしまうことで、すぐに再発してしまうリスクもあるでしょう。靴ずれが起きた際は、悪化を防ぐとともに再発しないように対策することが大切です。
そこでこの記事では、靴ずれの原因から対処法、予防法まで詳しくご紹介します。

靴ずれが起きてしまったときの対処法

まずは、靴ずれが起きてしまったときの対処法をご紹介します。靴を履いていてかかとなどが痛くなってしまった際は、次のように対処しましょう。

絆創膏を貼る

絆創膏を持っている場合は、靴ずれで腫れや痛みがある患部を清潔にしてから貼っておきましょう。絆創膏を貼ることで、靴に触れることによる刺激から患部や傷口を守れます。
また、靴のサイズが大きすぎるために生じた靴ずれなら、絆創膏が挟まることによって足と靴の間の余分なスペースが埋まり、さらに靴ずれ箇所が増えることを防ぐこともできるでしょう。

リップクリームやワセリンを塗る

絆創膏を所持していない場合は、リップクリームやワセリンを素足に塗りましょう。
リップクリーム、ワセリンの油分が、靴ずれの原因のひとつである「摩擦」を軽減します。ただし、「足に靴が当たってヒリヒリする」程度の初期段階の靴ずれ限定の対処法です。傷口には絶対に塗らないでください。

足を休ませる

ゆっくり休めない場合でも傷を悪化させないよう短時間の休憩をはさみ、足の状態を確認ことも重要です。傷口や付近を触る際はしっかり手洗いを行いましょう。

そもそも靴ずれはなぜ起こる?

靴ずれの予防と対策を解説する前に、靴ずれの原因をしっかりと知っておくことが大切です。なぜ起こるのかを把握しておくことで、より効果的な対処法を知ることができるでしょう。
靴ずれは、次のような原因で起こります。

・新しい靴に足が馴染んでいない
・靴のサイズが合っていない
・摩擦が起こりやすい靴を履いている
・足への負担が大きい歩き方をしている

以下でくわしく解説していきます。

新しい靴に足が馴染んでいない

足にまだしっかりと馴染んでいない新しい靴は、歩くたびに足が靴と擦れやすいため、靴ずれも起こりやすくなります。そのため、靴を履き慣れるまでは特に靴ずれに注意する必要があるでしょう。

特に靴の素材が綿や麻、革や合成皮革などの場合、履き慣れるまでは感触が硬く感じることも多いです。これらの素材を使った靴でのみ靴ずれが起こるということはありませんが、かかとや足首などの質感が硬く感じたら早めに絆創膏などで予防すると良いでしょう。

靴のサイズが合っていない

靴のサイズが大きすぎる、歩く度にかかとが擦れてしまいやすいため靴ずれも起こりやすくなります。
靴のサイズが小さいケースも同様で、足が締めつけられた状態で歩くことになるため、靴と足が強くこすれ合って靴ずれが起こりやすくなります。
そのため、靴を選ぶときはサイズがぴったり合うものを選ぶことが大切です。

また、フィッティングのときはサイズが合っていたのに、購入後に履くとサイズが合わないことがあることにも注意しましょう。これは、フィッティングをしたときと購入後に履き直したときとで、足のむくみの程度が異なるためです。
個人差はありますが、一般的に足は昼間から夕方にかけてむくむことが多いです。そのため、午前中にフィッティングした場合、午後になると靴が窮屈に感じることがあるので注意しましょう。チヨダのシューフィッターが在籍している店舗で靴のフィッティングをするのもおすすめです。

摩擦が起こりやすい靴を履いている

硬い素材の靴や、つま先部分が狭く締め付けが強い靴など、摩擦が起こりやすい靴を履いていることが、靴ずれの原因となっていることもあります。
そのような靴を履いていて靴ずれが起こってしまうようであれば、履く靴を見直すことも必要になるかもしれません。

なお、摩擦の起こりやすさは、その人の足の形状や靴との相性によって変わりやすいことに注意が必要です。硬い素材の靴や締め付けが強い靴を履いてすぐ靴ずれが起こってしまう方もいれば、まったく靴ずれが起こらないという方もいるでしょう。
そのため、靴を選ぶ際は、余裕のあるフィット感や圧迫感のなさを感じられるかを意識することが重要になります。

足への負担が大きい歩き方をしている

靴を履いていて、「サイズが合っていない」、「つま先部分に圧迫感がある」などと感じるときは、足の一部に大きな負担をかけた不自然な歩き方になってしまうことも少なくありません。
そして、この不自然な歩き方こそが靴ずれの原因の一つです。

この場合の問題は、靴のサイズ、形状、素材などが自分の足と合っていないことですので、対処法としては自分の足に合った靴を選ぶことが必要になるでしょう。

また同時に、足と合っていない靴を履いて歩いたときの歩き方の「くせ」を矯正して、足への負担を小さくすることもポイントになります。

靴ずれを予防するための対策は?

ここからは、靴ずれが起こることを少しでも防ぐための予防法や、事前にできる対策を紹介していきます。

靴ずれは起こってしまった後に対処するよりも、靴ずれ自体が起こらないようにすることがおすすめです。ぜひ、ここで紹介する方法を試してみてください。

新しい靴は近場で馴染ませる

買ったばかりの新しい靴はまだ自分の足に馴染んでいない状態です。そのため、履いた初日から長時間履き続けると足への負担も大きくなりやすいです。
まずは1?2週間ほどかけて近所の散歩や買い物などあまり足に負担をかけずに、靴を足に馴染ませてみましょう。最初は1日に10分程度履き翌日は20分まで履く時間を増やすなど、少しずつ馴染ませていくのがポイントです。

なお、新しい靴が足に馴染むまでにかかる時間は、靴の素材や足との相性によって異なります。質感が硬い革靴の場合、十分に足に馴染むまでに1ヶ月程度かかることを想定しておくと良いでしょう。一方、比較的柔らかい素材の靴や足に負担がかかりづらい仕様の靴の場合は、それよりも短い期間で足に馴染むこともあります。

ストッキングやソックスを履く

靴ずれは足と靴の間で過度な摩擦が生まれることが原因となる場合が多いです。ストッキングやソックスを履くことで皮膚と靴の直接的な摩擦を抑えることができるので、靴ずれ対策としておすすめです。
このとき、クッション性が高いストッキングや靴下を履くと、さらに高い靴ずれ予防効果が期待できるでしょう。

ただし、靴を履くときは靴の中のスペースが空きすぎないようにし、なおかつ足を圧迫しない程度のゆとりが必要になります。ストッキングやソックスを選ぶときは薄すぎるものや厚すぎるものを選ばないようにすることも大切です。

インソールや靴ずれ防止用パッドを使う

靴のサイズが大きすぎることが靴ずれの原因として考えられる場合、インソール(中敷き)や靴ずれ防止用パッドを使うこともおすすめです。

靴を履くときに使用することで靴底が上がるため、靴の幅や高さ、奥行きなど、足りない部分をインソールやパッドで埋め合わせることができます。
インソールと靴ずれ防止用パッドの両方とも、どのような靴にも簡単に取り付けられる商品が一般的になっています。サイズや素材がちょうど良い靴と一緒にこれらを活用することで、靴ずれが起こるリスクを減らせるでしょう。

かかとパッド付きの靴を履く

履いている靴の種類や足の形状などにもよりますが、かかと部分にのみ靴ずれが起こってしまい困っているという方も少なくないでしょう。その場合は、かかとパッドが付いている靴を検討してみましょう。

かかとパッドは靴とかかと部分の過剰な摩擦を防ぐ役割があるため、結果的に靴ずれが起こりづらくなる傾向があります。
なお、かかとパッド付きの靴は数が限られています。そのため、「かかとパッド付きで好みのデザインの靴が見つからない」という方は、別売りの「かかとパッド」を使用することも検討してみてください。

靴ずれが起こりづらくなる商品の例

靴ずれが起こりづらくなるグッズを紹介しましたが、実際にはどのような商品があるのでしょうか。ここでは、靴ずれが起こりにくい仕様の靴やグッズの一部をご紹介します。

fuwaraku FR-1101 プレーンパンプス

足裏全体をフワフワとやさしく包み込むプレーンパンプス。
柔らかなアッパーは防水仕様で雨の日でも安心です。
ツヤを抑えたマットな質感は、就職活動や入学式といったフォーマルシーンにピッタリ!
中敷きのつま先部分に、肌への刺激が少ないクラレ社製の高機能素材「メディエル」を採用。抗菌・防臭加工を施し、吸汗速乾性にも優れているので靴内の環境を快適に保ちます。
屈曲性があり、歩きやすいアウトソールを採用。土踏まずのアーチをサポートするインソールと、ゆったり履ける幅広4E設計で長時間履いても楽々♪
ヒール部分に静音タイプの素材を使っているのでコツコツ音が響きにくく、冠婚葬祭やオフィスにもオススメのパンプスです。

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ACTIKA スリップカット 44041

靴ずれ防止用パッドです。かかとが当たる部分に貼り付けるだけで靴ずれ防止効果を発揮します。また、滑り止め効果もあるため、靴が脱げやすくて悩んでいる方にもおすすめです。スリップカットはどのような靴にも貼り付けられるため、オン・オフどちらでも活用できます。

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ACTIKA レディースインソール 11261

足の着地時のかかとへの負担を和らげるインソールです。かかと部分に採用したアクリル発泡体がかかとへの衝撃を吸収します。また、かかと部分と土踏まずの部分が3D形状になっているため、程よいホールド感を得られます。インソール全体には高反発スポンジを採用し、優れたクッション性を実現することで、弾むような歩行感を実現している点も魅力です。さらに、表面生地に抗菌防臭加工を施しており、足の臭いの元となる菌の繁殖を抑制します。

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まとめ

かかとの靴ずれを放置すると痛みが長引いたり、傷が残ってしまったりすることがありうるため、傷や痛みが悪化する前の対処や、事前に対策することが大切です。
一度靴ずれが起きたら原因を突き止めて解消することを目標として、自分の足と合う靴を履けているか、足に負担がかかる歩き方をしていないかなどをチェックしてみましょう。
また、靴を足に馴染ませるときは初日から長時間履くのではなく、近所など短時間履くことから始めてみるのもおすすめです。

新しい靴を履くと必ずと言ってもいいほど靴ずれしてしまう方、靴ずれしないよう自分の足にぴったり合った靴を探したい方は、靴専門店でプロに相談するのもおすすめです。
「東京靴流通センター」や「シュープラザ」他、株式会社チヨダの実店舗には、靴の専門知識とフィッティング技術のほか、足についての構造、機能、寸法、形態、発育、老化など、幅広い知識とスキルを習得した靴選びのスペシャリスト「シューフィッター」がいる店舗があります。シューフィッターに靴ずれのお悩みを伝え、最適な一足を提案してもらいましょう。

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