kutsu.com

パンプスが脱げる理由と対策を解説!脱げにくいパンプスはどう選ぶ?

歩いているとパンプスがすぐに脱げてパカパカとしてしまい、わずらわしく感じている方は多いのではないでしょうか。
パンプスは脱げやすい状態で履き続けると、靴擦れが起きたり躓いて転倒したりするリスクがあるため、早めに対策する必要があるでしょう。

そこで今回は、パンプスが脱げる理由と対策方法をご紹介します。歩いているとパンプスが脱げて悩んでいる方はぜひ最後までチェックしてください。

そもそもパンプスが脱げてしまう原因とは?

パンプスが脱げてしまう具体的な原因を知ることで、より的確な対策を考えられるようになります。

まずはパンプスが脱げてしまう主な原因を複数挙げて、原因の分析をしてみましょう。

足のサイズとパンプスのサイズが合っていない

足のサイズとパンプスのサイズが合っていない場合、歩いているとすぐに脱げてしまいます。
実は、パンプスはブーツやスニーカーといった他の靴と比べてサイズ選びがシビアだといわれています。パンプスは少しでも自分の足よりサイズが大きいと脱げやすくなります。
たとえば、足のサイズより少し大きめのパンプスを選んだ場合、歩いているうちに足がつま先の方へずれていくため、次第にかかと部分のすき間が大きくなり、脱げやすくなるという問題が起こりやすいです。
そのため、パンプスを購入するときは、自分の足にぴったりとフィットするサイズのものを選ぶことがとても大切になります。

横幅のサイズには特に注意が必要

パンプスを選ぶときに特に注意しておきたいのが、横幅のサイズです。
足の「長さ」が合えば、靴が脱げないわけではありません。足のサイズで重要なのは「長さ」と「横幅」です。横幅が合っていないと、靴擦れを起こしたり、ゆとりがありすぎて脱げやすくなったりするのです。自分の足のサイズを正しく把握したうえでパンプスをフィッティングすることが大切です。

足のむくみでサイズが合わなくなっている

一般的に足がむくんだ状態だと、足の全体が大きくなります。そのため、足がむくんでいるときにフィッティングすると、本来の自分の足よりも大きいサイズのパンプスを選んでしまう恐れがあります。
足がむくむのは昼から夕方にかけての時間帯であることが多いですが、体調や体質によっては朝起きたときから足がむくんでいることもあるでしょう。
購入時はぴったりフィットするパンプスを選んだはずなのに、翌日履き直したら何となくサイズが小さく感じるという方は、足のむくみが原因かもしれません。

ただし、だからといって足がむくんでいるときにフィッティングこともおすすめできません。今度は逆に、足がむくんでいないときにサイズが大きく感じられてしまうからです。

足のむくみ対策とパンプスが脱げにくくなる対策を併用することがポイントです。

足のサイズが左右で異なっている

足のサイズが左右で異なるという人の場合、どちらかの足だけパンプスが脱げやすくなることもあるでしょう。
実は足のサイズが左右で異なる人は意外と多く、不思議なことではありません。
この場合、脱げてしまう方の靴にインソールを入れるなどの対策が必要です。

足の甲の高さが低く、靴にスペースができている

足の甲の高さが低い人は、靴先に向けて足が滑りやすく、パンプス内部にゆとりができやすい状態になっています。
それにより、パンプスがかかとから脱げやすくなる、足の指が圧迫されてつま先が痛くなるといったことが起こりやすいです。

新しいパンプスに履き慣れていない

新調したパンプスで歩いていると、靴が脱げてしまうことがあります。
新しいパンプスは、靴の素材となる革や綿が馴染んでいないので、足にフィットしにくいのです。そのため、その状態で歩いていると不意に脱げてしまうこともあるでしょう。

足がパンプスになれるまでにかかる日数は、個人差や1日に歩く量などで異なりますが、靴が足に馴染んでくれば、自然と脱げにくくなることが多いでしょう。

脱げやすいデザインのパンプスを履いている

デザインや構造上、足が脱げやすいパンプスを履いていることが原因となっている場合もあります。
たとえば、浅い履き口のパンプスは足の甲が靴の上部に強く当たるため、ふとした拍子に脱げやすいと言えるかもしれません。
ただし、一見脱げやすいデザインでも、実際には脱げにくいように工夫されているパンプスも多いです。可能であれば、購入前にまずは試し履きをしてみることも有効でしょう。

滑りやすいタイツやストッキングを使っている

滑りやすい素材のタイツ・ストッキングを履いていると、パンプスが脱げやすくなります。
タイツやストッキングの滑りが良くなればなるほどに簡単に脱着できてしまうため、サイズが合っているパンプスを履いていたとしても、歩いているうちに脱げてしまう可能性があるでしょう。

パンプスが脱げないためのおすすめの対策は?

パンプスが脱げて悩んでいる人は、次のように対策しましょう。

足のサイズとぴったり合うパンプスを選ぶ

脱げにくいパンプス選びで最も重要となるのが、「自分の足の特徴を知ること」です。足の幅が広いのか狭いのか、左右どちらの足のサイズが大きいのか、などを知ったうえで自分の足に合ったパンプスを選びましょう。他の対策を実施してもサイズが合っていなければ効果が半減してしまうことも多いため、サイズ合わせはマストとなるといえるでしょう。
足のサイズが合っているかを確認するときは、足のパーツごとにフィット感を確認するのが大切です。具体的には次のように確認してみましょう。

1.足がむくんでいるか、むくんでいないのかを確認する
2.パンプスの長さが合っているか確認する
3.靴を履き、かかとがきちんと後ろについた状態でつま先に5mm程度の余裕があるか確認する
4. 歩いたときに、かかとが抜けないかどうかを確認する
5. パンプスの横幅を確認する

実際にパンプスを履いて歩いてみて、かかとが抜けてしまいそうな感覚がある場合は、サイズが大きいと考えられるため、より小さいサイズのパンプスを探してみるのが良いでしょう。

また、幅がきついときはサイズを上げて、インソールで微調整するのがおすすめです。

シューズストラップ付きのパンプスを選ぶ

シューズストラップやシューズバンドが付いたパンプスは足首が適度に固定されるため、多少サイズが合っていなくても脱げる心配が少ない傾向にあります。
ただし、かかとをパカパカさせながら歩くと靴擦れを起こす恐れがあることには変わりません。シューズストラップはあくまでも補助的なものと考え、なるべく足のサイズにぴったり合った靴を選ぶようにしましょう。

中敷き(インソール)を活用する

靴のサイズ自体には余裕があるものの、歩いているとなぜか脱げてしまうという場合は、別売りの中敷き(インソール)を活用することで脱げにくくなるケースがあります。
パンプスのサイズ調整におすすめなのは、次の2種類のインソールです。

・フルインソール(全面インソール)
・つま先部分インソール

フルインソールの使用は、靴のサイズを全体的に調節し安定性与えます。足裏のクッション性も向上するのでおすすめです。
つま先インソールの使用は、ヒールによる前すべりを防ぎます。足が程良く固定され、歩きやすくなるのでおすすめです。

フットカバーやジェルパッドなどで滑り止めを行う

フットカバーやジェルパッドを使用すれば、滑り止め効果によってパンプスが脱げづらくなる場合があります。それぞれの特徴や使いどころについて詳しく見ていきましょう。

フットカバーとは?

フットカバーとは、パンプス用の靴下のようなグッズです。
つま先からかかとまでをカバーしてくれる他、汗を吸って蒸れを防ぐ役割があります。足裏に滑り止めがついているタイプのフットカバーを使用すれば、歩いているときにパンプスが脱げにくくなります。
####ジェルパッドとは?
ジェルパッドとは、かかとや土踏まず、つま先など部分的に貼れる柔らかいジェルクッションのことです。
大きめのパンプスのサイズ調整として利用できます。また、足の裏にマメやタコができている人が使用すると、靴を履いているときの痛みが和らぐ場合があります。

あえてパンプスから靴下を見せるコーデにする

パンプスからソックスをあえて見せるコーデにするのも1つの方法です。
ソックスを履けば、大きめのパンプスでも脱げにくくなります。ブラックやグレーなどシンプルなデザインのパンプスに、くるぶしが隠れる程度のソックスを合わせてみるのが良いでしょう。

外出先で急にパンプスが脱げそうになったときの対処法

新しいパンプスを履いて出かけて、外出先で靴がパカパカと脱げて困ったときの対処ができる「お店」と「アイテム」です。
帰宅までの応急処置として、ぜひ参考にしてみてください。

靴屋で、「インソール」や「ジェルパッド」を購入する

外出先で靴屋さんを見つけたら新しい靴を買うことも検討したいですが、時間がなく、応急処置だけの目的でしたら、「インソール」、「パッド」を購入し、その場で処置しましょう。靴のプロがいる場所なので、アイテム選びに迷ったときは相談にも乗ってくれるでしょう。

100均で、「ジェルパッド」や「つま先クッション」を購入する

最近は、100均でも靴関連グッズが豊富です。靴屋さんで販売しているものよりも簡易的なアイテムが多い印象ですが、応急処置としては十分活用できるはずです。「ジェルパッド」や「つま先クッション」など、種類の違うものをいくつか買い、実際に装着してみて使い勝手がいいものをその日は使いましょう。

コンビニで、絆創膏を購入する

かかとに絆創膏を貼ると、大きめのパンプスを履いても脱げにくくなります。かかとの靴擦れ防止にも役立ちます。しかし、歩いているうちに絆創膏がはがれてくる可能性は高いので、短時間の応急処置として考えましょう。

パンプスが脱げづらくなるおすすめの商品

ここでは、パンプスが脱げやすくて悩んでいる方におすすめの脱げにくい仕様のパンプスやサポート用品の一部をご紹介します。

fuwaraku FR-1101 プレーンパンプス

足裏全体をフワフワとやさしく包み込むプレーンパンプス。
柔らかなアッパーは防水仕様で雨の日でも安心です。
ツヤを抑えたマットな質感は、就職活動や入学式といったフォーマルシーンにピッタリ!
中敷きのつま先部分に、肌への刺激が少ないクラレ社製の高機能素材「メディエル」を採用。抗菌・防臭加工を施し、吸汗速乾性にも優れているので靴内の環境を快適に保ちます。
屈曲性があり、歩きやすいアウトソールを採用。土踏まずのアーチをサポートするインソールと、ゆったり履ける幅広4E設計で長時間履いても楽々♪
ヒール部分に静音タイプの素材を使っているのでコツコツ音が響きにくく、冠婚葬祭やオフィスにもオススメのパンプスです。

詳細を見る

スリップカット 44041

靴の内側かかと部分に貼り付けることで、靴ずれの防止や滑り止め効果を発揮するサポート用品です。
装着が簡単であり、かつ男女兼用の商品でもあるため、どのようなジャンルの靴にも使いやすい汎用性の高さがメリットです。

詳細を見る

ACTIKA つま先用パッド 43110

つま先の衝撃を吸収してくれるパッドです。特殊スポンジがつま先にかかる衝撃を吸収することで、歩行の快適性を高めます。
また、パンプスを履いているときのサイズ調整にも役立ちます。

詳細を見る

まとめ

パンプスが脱げるときは、その原因を突き止めることが先決です。パンプスのサイズが足に合っていない場合は、インソールやジェルパッドなどで調整しましょう。
また、パンプスを購入する際は、つま先と後ろの部分、幅などをチェックして、できるだけ足に合ったパンプスを選ぶことが大切です。

「自分の足にぴったり合う靴がなかなか見つからない」、「自分の足にフィットしたパンプスを選んでほしい」というときは、靴専門店でプロに相談するのもおすすめです。
「東京靴流通センター」や「シュープラザ」他、株式会社チヨダの実店舗には、靴の専門知識とフィッティング技術のほか、足についての構造、機能、寸法、形態、発育、老化など、幅広い知識とスキルを習得した靴選びのスペシャリスト「シューフィッター」がいる店舗があります。シューフィッターがお一人お一人の足を見たうえで最適な一足を提案してくれますので、店舗に訪れる際は気軽に相談してみましょう。

関連情報・特集

幅広でも履きやすいスニーカー18選 歩きやすい靴選びのコツとは?
幅広でも履きやすいスニーカー18選 歩きやすい靴選びのコツとは?
足の臭い対策はどうすれば良い?臭くなる理由と消臭のコツを徹底解説
足の臭い対策はどうすれば良い?臭くなる理由と消臭のコツを徹底解説
パンプスが脱げる理由と対策を解説!脱げにくいパンプスはどう選ぶ?
パンプスが脱げる理由と対策を解説!脱げにくいパンプスはどう選ぶ?